ショパンの夕

大森山王からそれ程遠くない、東京工大で「ショパンの夕」と言うイベントがあった。その当時あまり音楽イベント等それ程頻繁には無かった。若い人達の間では「ショパンって一体何?」とか、このイベント評して、ある新聞では「ショパンの「た」「TA」とは何?」と言うニュース記事が出たと隆之輔から笑い話を教えて呉れた。


兄、隆之輔はその頃からジャーナリスト志向があったので、イベントお対する触覚は敏感だったのかも知れない。夕方近くになって、斗玖子、晧三、冨久子を連れて、「ショパン夕」

へ連れて行って呉れた。


其処で、聞いた音楽で、一番晧三の心を捉えたのはショパンではなく、ビゼーの「アルルの女」だった。


中学一、二年は大体、思春期で、其のころに読んだり、聞いたりした事は、その後の人生に、影響を与えるものだ。

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