吾輩はマルチーズ
吾輩は循環器の病で人間と同じ薬を服用している。犬の種類はマルチーズ。保険が使えないので、吾輩には大変お金が掛かっているが、既に12年間も過ぎてしまった。人間なら80歳を超えている。去勢していない雄。獣医からは寿命はあと一年と言われている。
得意の嗅覚と聴覚と目付きで家族の一人一人の気持ちをかぎ分けるのが自慢の一つだ。何かのきっかけで、舌はダランと出した儘。それが又ご愛敬だと人間様は仰って下さる。耳の立った、日本犬には,向かっていかないが、同僚の洋犬には、歯を向きだす。吾輩は体は小さいが気は強い。一番面倒を見て呉れる、鹿児島の血を引くマコドン母ちゃんににそっくりだ。
山田洋二の「男はつらいよ」のトラさんは世界的に有名になったが、第二弾が話題を呼ぶだろうと思う。題名は「家族はつらいよ」だ。吾輩の家族つまり、人間社会を作る大切な一個の単位だ。この一個の小さな単位の中でも劇辣な葛藤があるものだ。吾輩マルチーズは得意の嗅覚と聴覚でこの世の世界を書き留めて置きたいと考えている。
マルチーズの家族は男の子二人とお父さん夫婦の四人家族。吾輩の名はアーサー。一番のお気に入りはやはりお母ちゃんだ。毎晩彼女の枕に隣り合わせで寝ているが、二か月前から転がり込んで来たオジジとオババも合わせ6人家族となったので、大好きなカーチャンも時々超多忙になり、自分の時給の仕事と二人の男の子の世話で超多忙になりヒステリーを起こす。でかい会社だから、まず潰れる事は無い。スカートも履いた事が無く、猛ハッスルして稼いでいる。時給だから確実だ。もう一度繰り返すが、吾輩はマルチーズ。小さな洋犬だ。年は12年。医者が後一年の命と言う。頑張りたいがどうも此処の処ゴホンゴホンと咳が出る。黄昏時なので何かこの世に残そうと思って頑張っている。
気に入らないと💩やオシッコを部屋のアチラコチラでばら撒いてやる事にしている。家族4人はもう
慣れているので、怒りもしないが、オジジとオババはきっとたまったものでは無いと思う。でもオジジとオババがとても可愛がって呉れるので、💩やオシッコでお尻にくっ付けたままオジジやオババの寝床に飛び込んで行く。オジジオやオババにして見れば他人の一室なので目をつぶって呉れる。男はは辛いよの、帝釈天のトラさんは世界的にも有名になったが、今度山田洋二の家族は辛いよはもっともっと世界的に有名になり大ヒットするに違いない。我輩マルチーズは耳は良いし嗅覚も良い。また
好奇心も仲間の哺乳類よりも貪欲で地球規模,否宇宙規模で関心が強いので、オジジやオババから聞いた話もヒックルメで記述して行きたい。殊に王領地の森での過ごした期間は珠玉の夢のような世界だった。オジジは侍の精神を持っていて気丈夫だが、一番吾輩が愛していて何とか癒しになって上げたいのがオババだ。オババと良く睨めっこをするが、あんな優しい、綺麗な、魅力的な眼を見た事がない、大変オクターブの高い、か細い声で、(お前はお利口だね、と言われると体中が痺れて、オシッコを漏らしてしまう。それでも優しく抱き絞めてくれる。)眠る時は何と言っても働き手のマコカーチャンの枕元だ。オババはウンチが良く通るとご機嫌なのに、それが王領地の森で過ごして来た頃から、鬱病になって続いているらしい。物の本によると、(鬱病は、気分障害の一種です。主な症状として、意欲低下、抑うつ気分、精神活動の低下、不眠、睡眠障害、持続する悲しみなどが挙げられます。原因は特定されていないため、原因よって鬱病を分類することは困難とされています。日本でも診察ガイドラインはアメリカ精神医学会の「精神障害の診断と統計マニュアル」や「ICD-10 精神と行動の障害」によって診断されます。そもそも鬱病は、単一の疾患ではなく症候群とされています。そのため、病因によりさまざまな亜型を含み、診断が難しくなっています。また、鬱病と不安障害は併発しやすいと言われます。鬱病の闘病記事があります。また、鬱病の症状や原因が何だったのかを記した記事もあります。 )<<続く>>
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