標高1100メートルから標高8メートルの湘南へ

20年間年以上、5月から11月まで北軽井沢 の王領地の森で過ごした。家内のアレルギー 疾患を治す目的もあったが、何よりも 「此処で過ごして見たい」と言う動機は 真っ赤な紅葉だった。 あまり知られていないが、カラマツの黄色 落葉樹の真っ赤な色と秋の真っ青が織りなす 風景はゴッホの最も好む補色関係で、 絵を描く横浜の絵のグループも一度訪れ虜 になったしまった。 浅間山の北面に広がる、草原はジョンレノン もご夫妻で度々訪れたと言う、ちょっとバター 臭い光景だ。 だが、12月から2月まではマイナス20度 になる事も多く、年を重ねるに従い厳しくなり 1昨年手放し、標高8メートルの神奈川県 平塚に引っ越して来た。 家内は王領地の森を離れる際に樅の木とカラマツ のほんの親指程の小さな芽を大事に持って来た。 湘南の強い光と海風に耐える訳がないと思っていたが 植物を愛でることに人後に落ちない家内は 山の木を海風に耐えるように仕上げてしまった。 今年は、夏が早くやってきて未だ五月だと言うの に夏日が続いている。 樅の木とカラマツはゼラニュムと共に元気に育って いる。     

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