山上隆之輔の伝言
晧三の兄、隆之輔は早大の文学部美術史
専
攻で、ジャーナリスト志望だった。
だが、志叶わずブリジストン美術館の学芸
員と
なった。
だがジャーナリスト志望だけあって、
好奇心
は旺盛で、もの書きは好きで、
文字はミミズが
走ったよう字だが、
筆豆だった。
又足まめでもあった。
東洋、西洋を問わず、美術の関して
は大変詳しいと思うのだが、晧三に
はどうしても田中省三の事は伝えて置き
たい気持ちが強かったようだ。
田中省三に関しては栄や隆之輔
から何回も聞いており、マンネリ化
していたが、断片的だが、省三に
関しての情報を頻繁に送って来た。
隆之輔が欧米に美術館巡りで出かけ
時も、飛行機の中から、ふと思いつ
くと紙切れに走り書きして、封筒に
入れて送って来た。
放ったかりにしていたのだが、ある
きっかけで、本気で整理して見る
気になった。
それは、田中省三の鹿児島の記念館
へ行った事だった。案内して下さった
愛甲ご夫妻が「省三の顔に似ている」
と言う一言だった。
この時、田中省三のDNAの一滴が晧
三の血にも流れているのかと、思う
ようになった。
それ以来、何時か時間が出来たら、隆之輔
から、届いている、断片的資料を
整理して見たい気持ちが募って来た。
又、栄も隆之輔もアルコールが入ると良く
「雨は降る降る人馬は濡れる」とか、「直近
ではラスト侍」の話等をしていたのも、
田中省三にもっと、詳しくなってみる
気が強くなった次第だ。
置き
たい気持ちが強かったようだ。
田中省三に関しては栄や隆之輔
から何回も聞いており、マンネリ化
していたが、断片的だが、省三に
関しての情報を頻繁に送って来た。
隆之輔が欧米に美術館巡りで出かけ
時も、飛行機の中から、ふと思いつ
くと紙切れに走り書きして、封筒に
入れて送って来た。
放ったかりにしていたのだが、ある
きっかけで、本気で整理して見る
気になった。
それは、田中省三の鹿児島の記念館
へ行った事だった。案内して下さった
愛甲ご夫妻が「省三の顔に似ている」
と言う一言だった。
この時、田中省三のDNAの一滴が晧
三の血にも流れているのかと、思う
ようになった。
それ以来、何時か時間が出来たら、隆之輔
から、届いている、断片的資料を
整理して見たい気持ちが募って来た。
又、栄も隆之輔もアルコールが入ると良く
「雨は降る降る人馬は濡れる」とか、「直近
ではラスト侍」の話等をしていたのも、
田中省三にもっと、詳しくなってみる
気が強くなった次第だ。
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